34

こんにちは。青井あずさです。

お読みいただきありがとうございます。


先日、カウンセリング講座を担当しました。

講座名は「依存心について考えてみよう」


Kさんから、質問を再度いただくことができましたので、

こちらで回答させてくださいね。




Kさんのご質問


依存から自立に向かっている幼児期のこどもたちについて質問です。 

親の愛情を感じることが難しい生活をしているこども、愛着形成がうまくいっていない子どもに対して、保育士ができる援助はありますか?(元保育士) 

彼らは保育生活を通してSOSを発信しているように感じることがありました。 

私はただ抱きしめたり、甘えさせてあげたり、大好きだよと伝えることしかできませんでした。保護者の方の生きづらさもよくわかるので、保護者の方の心も支えたい気持ちでした。 

彼らが大人になって、少しでも苦しい思いが軽くなるように。 

保育士に限らなくてもいいです。周りの大人や社会ができることは何かありますか? 


質問をひろってくださり感謝します。




青井よりKさんへ


こちらこそ、お礼を言わせてください。

つながってくださってありがとうございます。

Kさんがブログを読んでくださって、ご連絡をくださったからこそ、ご質問にお答えできます。Kさんがつながってくれたおかげで、私の中の「Kさん、ごめんなさい🙏」っていう気持ちが救われました。心から感謝します。ありがとうございます。


では、早速、お答えしていきたいと思います。


「保育士ができる援助はありますか?」ということですが、一番は、その子の回復力、育つ力、生きる力を信じて見守るということではないか、と思います。

子供の逆境的な状況に対して、家族以外の周囲の大人ができることは、Kさんがしてきた関わりで最適なのだと思いましたよ。


特に、SOSを発していることに反応をしてあげること。いわゆる応答性の高い関わりを周囲の人がしてあげることで、その子は自分の感情や自分の存在に価値があるのだと、家庭以外でも、いくらでも学ぶことができます。


そして、Kさんから、大事にしてもらったり、反応してもらったりした記憶が、その子の回復力、学ぶ力、生きる力を支えていきます。


私ごとですが、少しお話しさせてください。


私は、割と逆境的な家庭で育ちましたが、優しくしてくれた幼稚園の先生のことは、今でも温かい優しい記憶として心に残っています。40年前のことですが、それでも、先生の顔と名前は今でもはっきりと覚えています。辛いことがあった時、さみしくてしょうがない時に、林先生の家にいきたいなと思いながら泣いた日がありました。今思うと、「林先生」の存在が私の安全基地として機能していたのだと思います。あのとき「林先生」の存在がなかったら、私はどこを心の拠り所にすればよかったんだろう、、今でもとても感謝します。


小学校の時も、いじめられていた時に、通学途中のスーパーの駐車場まで迎えにきてくれた高瀬先生のことは、今でもはっきりと覚えています。高瀬先生がいるから大丈夫、って思えました。とっても大事にしてもらったなぁって今までも何度も何度も思い出しました。私は大事にされていたという記憶として残っているのです。


大事にしてもらったり、優しくしてもらった記憶は、たとえそれが一回だけだったとしても、私の気持ちを支えてくれました。


Kさんは、私にとっての林先生や高瀬先生のように、その子たちの中でK先生として、「優しくしてくれた人、大事にしてくれた人」として、あたたかくその子を支え続けます。


もうすでに、支えていますよ。最適な対応をしていますとお伝えしたいです。自分が何もできないと思う気持ちは、もどかしかったと思います。ご苦労様でした。多くの子どもたちの力になってくれて、本当にありがとうございます。


これは、私の趣味なのですが、本を1冊紹介させてください。

私の過去の家庭内の状況に近いところにいた人たちが、どのように、自分の才能を活かして生きていくまでになったか、という、まさに「回復力(レジリエンスの力)」を、実感させてくれた本なんですね。


レジリエンスの力を信頼することが、支援者には一番必要なんだと学んだ本です。逆境体験は、乗り越えられるとその体験自体が才能を開花させるものになりうるという事例がたくさん載っています。

Kさん、もしよろしければ、読んでみてくださいね。